楽天証券とSBI証券、どちらを選べばいいか迷っている初心者の方も多いのではないでしょうか。
結論を先に言うと、迷っているならSBI証券、楽天のサービスをよく使っているなら楽天証券を選ぶのがおすすめです。
どちらも人気の高い証券会社ですが、初心者が選ぶ際に押さえておきたいポイントはそれぞれ異なります。
この記事では、2社の違いや向いている人の特徴、そして初心者にはどちらが合っているかを、なるべくわかりやすくまとめていきます。
楽天証券とSBI証券の大きな違いは、楽天証券が楽天カード・楽天ポイントとの一体感に優れているのに対し、SBI証券は商品やサービスの選択肢が広く、長期的に使い続けやすい点です。
初心者がオルカンやS&P500などの定番商品を積み立てるだけなら、どちらを選んでも大きく困ることはありません。最後は「普段どのポイントやカードを使っているか」と「今後も長く使いやすいか」で判断すれば十分です。
なお、口座開設は無料なので、まずは開設だけしておいて、実際に投資するかをあとから考えることもできます。
今回は楽天証券とSBI証券の2社に絞って比較していますが、他社も含めて広く比較したい場合は、こちらの記事も参考にしてください。

結論:初心者で迷うならSBI証券がおすすめ
迷うならSBI証券でいい理由
初心者で迷うなら、基本はSBI証券がおすすめです。
理由は、NISAで定番の投資信託を積み立てるだけでなく、将来「日本株も買ってみたい」「米国株やETFにも投資したい」「IPOにも申し込みたい」と投資の幅が広がった場合にも対応しやすいからです。
楽天証券も、初心者がNISAを始めるには十分な商品・サービスがそろっています。そのため「SBI証券の方が圧倒的に優れている」という意味ではありません。
それでも1社だけ選ぶなら、
・楽天経済圏にこだわらなくても使いやすい
・投資対象を将来広げやすい
・積立投資以外へ進んでも使い続けやすい
という点から、私はSBI証券を「迷ったときの基準」にしています。
一方、楽天カードや楽天ポイントを普段からよく使っている方なら、楽天証券を選んでも問題ありません。
私自身は楽天証券で楽天カードを使い、オルカンを毎月5万円積み立てています。実際に利用しているからこそ、楽天証券の使いやすさも感じています。
そのうえで、特定の経済圏にこだわらない初心者へ1社だけすすめるなら、長期的な選択肢の広さを重視してSBI証券、というのがこの記事の結論です。
楽天経済圏なら楽天証券も有力
ただし、楽天証券が弱いわけではありません。
- 楽天カードをよく使う
- 楽天ポイントをよく使う
- 楽天市場など楽天サービスを日常的に使う
こうした方にとっては、楽天証券との相性はかなり良いです。特に「投資も生活も楽天にまとめたい」という方には、楽天証券のわかりやすさは魅力的でしょう。楽天カード積立や楽天ポイントとの一体感を重視するなら、楽天証券を選ぶ理由は十分あります。
どちらを選んでも大失敗ではない
ここは安心してください。楽天証券とSBI証券は、どちらを選んでも大きな失敗にはなりません。
どちらも人気があり、初心者がNISAを始める証券会社として十分有力です。だからこそ迷うわけですが、最後に決めきれないなら、総合力でSBI証券を選ぶのがおすすめです。
結論だけ知りたい方は、迷うならSBI証券でOKです。
違いを確認して納得してから決めたい方は、このまま比較を見てください。
楽天証券とSBI証券の違いを比較表でざっくり整理
まずは違いを一目で確認
まずは、初心者が気にしやすいポイントだけに絞って比較します。
| 比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 | 初心者の判断 |
|---|---|---|---|
| 口座開設・管理 | 無料 | 無料 | どちらでもOK |
| NISA | つみたて投資枠・成長投資枠に対応 | つみたて投資枠・成長投資枠に対応 | NISAだけなら大差なし |
| 投資信託 | 主要な低コスト商品を含め十分な品ぞろえ | 主要な低コスト商品を含め、選択肢も幅広い | オルカンなどの積立なら両方十分 |
| 日本株 | 通常株+「かぶミニ」で1株から取引可能 | 通常株+「S株」で1株から取引可能 | 初心者なら両方十分 |
| 米国株・海外投資 | 米国株・ETFなどに対応 | 米国株を含む複数の海外市場に対応 | 米国株中心なら両方、海外へ広げるならSBI |
| IPO | 取扱あり | 取扱実績が豊富 | IPOも重視するならSBI寄り |
| クレカ積立 | 楽天カード。月10万円まで | 三井住友カードなど。月10万円まで | 普段使うカードで判断 |
| ポイント | 楽天ポイント | Vポイントなど複数のポイントサービス | 楽天ユーザーは楽天、こだわりなしならSBI |
| 銀行との連携 | 楽天銀行との「マネーブリッジ」 | SBI新生銀行などとの連携サービス | 使っている銀行で判断 |
| アプリ・使いやすさ | 楽天ユーザーには分かりやすい構成 | アプリ・Webとも改善が進んでいる | 操作性だけで決めなくてよい |
| 向いている人 | 楽天カード・楽天ポイントをよく使う人 | 経済圏にこだわらず長く使いたい人 | 迷うならSBI証券 |
※2026年8月10日時点で確認した内容です。商品数、ポイント還元率、対象カードなどは変更される可能性があるため、申込み前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
私が証券会社を比較するときに重視したのは、ポイント還元率の一時的な差だけではありません。定番の投資信託を購入できること、積立を無理なく続けられること、将来投資先が増えても対応しやすいこと、普段使うカードやポイントとの相性を基準にしています。
初心者が見るべき比較ポイントはそれほど多くない
比較しようとすれば、機能やキャンペーン、細かい設定までいくらでも確認できます。ただ、初心者が最初に見るべき項目はそれほど多くありません。
特に確認しておきたいのは次の6つです。
- NISAの始めやすさ
- 投信積立とクレカ積立
- ポイントの使いやすさ
- 商品数と選びやすさ
- アプリや画面の使いやすさ
- 将来、米国株やETFまで使うかどうか
この6つを押さえておけば、判断はかなりしやすくなります。
新NISA初心者が比較すべきポイントはこの6つ
NISAの始めやすさ
初心者がまず気にしたいのは、口座開設後に迷わず進められるかどうかです。
楽天証券は全体的に画面がわかりやすく、初めてでもとっつきやすい印象があります。一方SBI証券は、情報量がやや多く感じることもあります。ただ、使い始めてしまえばSBI証券も十分使えます。最初のわかりやすさは楽天、長く使う前提ならSBIも強い、という見方がしやすいです。
なお、楽天証券もSBI証券も、口座開設料と口座管理料は無料です。口座を作っただけで、すぐに入金や投資を始める必要もありません。
まず口座だけ用意し、実際の画面を確認してから、購入する商品や積立額を決めても問題ありません。投資の知識をすべて身につけてから申し込む必要はないので、初心者でも過度に構えなくて大丈夫です。
投信積立とクレカ積立
初心者は、ここをしっかり確認しておきましょう。NISAは積立設定をして続けることが一番大事だからです。
楽天証券は楽天カード積立との相性がわかりやすく、楽天ユーザーにはかなり使いやすいです。SBI証券もクレカ積立の選択肢があり、柔軟性があります。
- 楽天カード中心なら → 楽天証券
- 特にこだわりがなければ → SBI証券
この考え方で十分です。
ポイント還元の考え方
ポイントは還元率だけでなく、普段の生活で使いやすいかどうかも大切です。
楽天証券は、楽天ポイントを日常的に使っている方との相性が良く、楽天市場や楽天カードをよく使うなら魅力を感じやすいでしょう。一方で、楽天経済圏をあまり活用していない方は、ポイントの差をそれほど大きく感じないこともあります。この場合は、ポイントだけで証券会社を決める必要はありません。
商品数と選びやすさ
商品数はSBI証券の強みの一つです。選択肢が広いので、今後も長く使いやすい環境が整っています。
ただし、初心者にとっては多ければ良いというわけでもありません。最初はオルカンやS&P500など定番の商品から始める方がほとんどです。初心者の段階では「楽天証券は比較的とっつきやすい、SBI証券は商品数が多く長く使いやすい」という理解で十分です。
新NISAの枠の使い方がまだ曖昧な方は、こちらも参考になります。

アプリや画面の使いやすさ
初心者は毎日売買するわけではありませんが、見やすさ・わかりやすさは積立を続けるうえで大切です。
楽天証券は比較的シンプルで見やすいと感じる方が多く、SBI証券は情報量が多いぶん最初は少し複雑に感じることもあります。この点だけ見ると楽天証券に分がありますが、慣れてしまえばSBI証券でも大きな問題はありません。
米国株やETFまで使うかどうか
最初は投資信託中心でも、将来的に米国株やETFを試したくなる方もいます。将来の選択肢の広さも、一応頭に入れておく価値はあります。この点ではSBI証券が強めですが、初心者はここを重く見すぎなくて大丈夫です。まずはNISAで積立を始めることが先決です。
楽天証券のメリット・デメリット
楽天証券のメリット
楽天証券の強みは、やはり楽天経済圏との相性です。
- 楽天カード積立がわかりやすい
- 楽天ポイントを使いやすい
- 楽天市場などと一体感がある
- 初心者でも比較的とっつきやすい
楽天を日常的に使っている方にとっては「証券口座だけ別の会社にする理由があまりない」と感じやすく、自然な選択になります。
楽天証券のデメリット
一方で、楽天証券にも弱みはあります。
- 総合力ではSBI証券に一歩譲る印象がある
- 楽天経済圏を使わない人には強みが薄れやすい
- 「楽天だから」という理由だけで選ぶとミスマッチになることがある
楽天ユーザーには強いが、そうでない方には決め手が弱くなりやすいということです。
楽天証券が向いている人
- 楽天カードを普段使いしている
- 楽天ポイントをよく使う
- 楽天市場などの利用が多い
- ポイントとの一体感を重視したい
証券会社を選んだあとに何を買うか迷っている方は、初心者向けの選び方をこちらで整理しています。

SBI証券のメリット・デメリット
SBI証券のメリット
SBI証券の強みは、総合力の高さです。
- 商品数や選択肢が広い
- 長く使いやすい
- 初心者から中級者になっても使いやすい
- 迷ったときに選びやすい基準点になる
「とりあえずここを選んでおけば大きく外しにくい」という安心感があるのが、SBI証券の一番大きな魅力です。
SBI証券のデメリット
- 人によっては、情報量がやや多く感じる
- 楽天経済圏のような分かりやすい一体感は弱い
ただし、これらは「慣れ」の部分も大きく、長く使う前提なら大きな弱点にはなりにくいです。
SBI証券が向いている人
- 特に経済圏にこだわりがない
- 迷ったら無難で総合力の高い方を選びたい
- 今後も長く使う前提で考えたい
- NISAをきっかけに資産形成をしっかり続けたい
この条件に当てはまるなら、素直にSBI証券で良いでしょう。
積立・ポイント・使いやすさで比べるとどっち?
クレカ積立を重視するなら
楽天カード中心で生活しているなら、楽天証券との相性は良いです。ただし、クレカ積立だけで決める必要はありません。積立がしやすいことは大事ですが、長く使いやすいかどうかも同じくらい重要です。
ポイントの使いやすさを重視するなら
楽天経済圏を活用しているなら、楽天証券の魅力はかなり大きいです。反対に、楽天をあまり使わないなら、ポイント面の差はそれほど大きく感じないでしょう。ポイント重視なら楽天証券寄りですが、楽天を使っていないなら決め手にはなりにくいです。
総合力で選ぶなら
ここははっきり言います。初心者で迷うなら、総合力でSBI証券を選ぶのがおすすめです。 初心者の悩みを広くカバーしやすく、NISAを始めやすく、商品選びの幅があり、長く使い続けられる。これがSBI証券を選ぶ理由です。
重点比較表
| 比較軸 | 楽天証券が強い点 | SBI証券が強い点 | 初心者へのおすすめ判断 |
|---|---|---|---|
| クレカ積立 | 楽天カードとの相性 | 柔軟性 | 楽天カード中心なら楽天 |
| ポイント重視 | 楽天ポイントの使いやすさ | 経済圏依存が少ない | 楽天利用が多いなら楽天 |
| 使いやすさ | 比較的見やすい | 慣れれば十分使える | 最初の見やすさは楽天 |
| 商品の幅 | 十分ある | より幅広い | 長く使うならSBI |
| 今後も長く使う前提 | 楽天経済圏向き | 総合力が高い | 迷うならSBI |
| 総合力 | 楽天利用者向き | 全体的に強い | 初心者はSBI寄り |
証券会社を決めたあと、毎月どう積み立てるか迷う方は、こちらも参考になります。

新NISAを始める初心者なら結局どっち?
迷うならSBI証券がおすすめな理由
ここがこの記事の最大の結論です。新NISAを始める初心者なら、結局はSBI証券がおすすめです。
楽天証券より何か1つが飛び抜けているというよりも、総合力・無難さ・長く使いやすさの面で強い、というのが理由です。
初心者は口座を作ったあとも、「オルカンを積み立てるか」「S&P500にするか」「成長投資枠も使うか」「その後どう続けるか」と、いろいろ考えることが出てきます。そうした場面で、SBI証券はかなり対応しやすい環境が整っています。
楽天証券を選んでよい人
もちろん、楽天証券を選んでよい方もはっきりいます。
- 楽天経済圏をよく使う方
- 楽天ポイントを重視する方
- 楽天カード積立を活かしたい方
この条件に当てはまるなら、楽天証券は十分有力です。無理にSBI証券にする必要はありません。
どうしても決めきれない人の考え方
どうしても決めきれないなら、次の3パターンで考えれば十分です。
・楽天カードや楽天ポイントをよく使う → 楽天証券
・特にこだわりがなく、これから口座を作る → SBI証券
・すでにどちらかを使っていて不満がない → 無理に乗り換えなくてOK
初心者がオルカンやS&P500などの定番投資信託をNISAで積み立てるのであれば、楽天証券とSBI証券のどちらを選んでも大きく困ることはありません。
細かなポイント還元やサービスの差だけを理由に何度も証券会社を変更するより、自分に合った1社で長く積立を続ける方がシンプルです。
これから初めて選ぶ方で特にこだわりがなければSBI証券、楽天サービスを日常的に使っている方なら楽天証券、と考えておけばよいでしょう。
楽天カードや楽天ポイントを特に重視していない方で、これから初めて証券口座を選ぶなら、SBI証券を選んでおけばよいでしょう。
NISAで投資信託を積み立てることから始め、将来、日本株や米国株などへ投資の幅を広げたくなった場合にも対応しやすいためです。
口座開設料・口座管理料は無料です。口座を作っただけで投資を始める必要はないので、まず口座を用意し、画面を確認してから積立商品や金額を決めても構いません。
楽天カードや楽天ポイントを日常的に利用している方は、楽天証券も有力です。
楽天経済圏の方は、楽天証券の公式サイトも確認してみてください。
よくある疑問:あとから変更できる?両方作れる?
NISA口座は後から変えられる?
「最初に選んだ証券会社を後から変えられるのか」という点は、初心者が不安になりやすいところです。
NISA口座の金融機関は後から変更できます。ただし手続きは発生するので、できれば最初にある程度納得したうえで決めた方が楽です。とはいえ、最初から完璧に選ばなくても大丈夫です。
楽天証券とSBI証券の両方の口座は作れる?
楽天証券とSBI証券の両方に口座を持つことはできます。
ただし、NISA口座は1人1口座なので、NISAで利用する金融機関はどちらか1社を選びます。
初心者が最初から2社を使い分ける必要はありません。まずはNISAで使う1社に絞った方が、資産管理や積立設定もシンプルです。
将来、「IPOはSBI証券でも申し込みたい」「普段使うポイントに合わせて別の証券会社も利用したい」など、明確な目的ができたときに2社目を追加すれば十分です。
最初は1社、必要になったら使い分ける、と考えておけばよいでしょう。
出典:金融庁 NISAを知る:NISA特設ウェブサイト:金融庁NISA(少額投資非課税制度)について学びましょう。
最初から完璧に選ばなくていい理由
改めてお伝えします。楽天証券とSBI証券は、どちらを選んでも大きな失敗にはなりません。それでも1社に決めるなら、迷うならSBI証券でよいでしょう。
迷ったらこう決めればOK
楽天経済圏なら楽天証券
楽天カード・楽天ポイントを日常的に使っているなら、楽天証券はかなり自然な選択です。
一体感があるので、初心者にもわかりやすいです。
それ以外で迷うならSBI証券
総合力が高く長く使いやすいので、「とりあえずここから始めたい」という初心者にも合っています。
まずは口座を作って積立を始めるのが優先
証券会社選びで止まってしまうのが、一番もったいないことです。口座を作って、積立設定をして、スタートする——まずはそこまで進めることが大切です。
口座開設の前に、『何を買うかまだ決まっていない』という方は、先にこちらを確認しておくとスムーズです。

証券会社選びとあわせて、「つみたて投資枠に何を入れるか」「成長投資枠に何を入れるか」も整理しておくと、始めやすくなります。

口座選びが終わったら、次は積立設定です。月5万円でどう配分するか迷う場合は、こちらも参考にしてください。

まとめ:楽天証券とSBI証券で迷う初心者は、まずSBI証券でよい
比較項目を細かく確認すると、楽天証券とSBI証券の違いが大きく見えるかもしれません。
しかし、初心者がNISAで積立投資を始める目的なら、どちらも十分に利用できる証券会社です。そのうえで1社に絞るなら、特定の経済圏に左右されにくく、長期的に使いやすいSBI証券をおすすめします。
購入する商品や毎月の積立額は、口座開設後に決めても構いません。まずは無料で口座を用意するところから始めましょう。
楽天証券とSBI証券以外も含めて比較したい方は、NISAでおすすめの証券会社を初心者向けに比較した記事をご覧ください。

関連記事
成長投資枠で高配当ETFも考えている方は、こちらも参考になります。
どちらか決めたら、次は口座開設に進みましょう。


コメント