寒い時期になると、懐炉(以下カイロ)を使用する方も多いかと思います。
現在、カイロは様々な種類が販売されており、使い捨てのものから繰り返し使用出来るものまであります。
ですが、種類が多すぎて「自分に合ったカイロがわからない!」という方もいるのではないでしょうか?
そのような方の為に、手持ちのカイロ3種類を紹介する記事を作りました。
よく見かける種類のカイロですので、参考になるかと思います。
最後には、比較内容を表にまとめていますので、こちらもご覧頂ければと思います。
カイロの種類
始めに、カイロの種類をご紹介します。
この記事で紹介するのは以下の種類です。
- 使い捨てカイロ
- 充電式カイロ
- 繰り返し使用カイロ
上記以外の種類もありますが、比較的手に入れやすい物に絞りました。
種類ごとの特徴
使い捨てカイロ
まずは、使い捨てカイロです。
最も良く見かける種類です。
特徴は以下の通りです。
【入手方法】
様々な場所で入手可能。
- スーパーマーケット
- ドラッグストア
- コンビニエンスストア
- ホームセンター、等々・・・
【長所】
- 手に入れやすい・・・様々な場所で入手することが出来ます。
- 軽い・・・約70gと軽量で持ち歩きやすいです。
- 保温時間が長い・・・最大の熱さが12時間以上持続します。
【短所】
- 即効性が無い・・・温かくなるまでに時間が掛かります。
- 発熱が弱い・・・充電式や繰り返し使用のカイロよりも低温です。
- 不経済・・・ゴミとなり再使用不可。※別用途で再利用は出来るそうです。
- 中断出来ない・・・基本的に一度開封したら発熱を中断出来ません。(以下のように、空気を遮断すれば中断出来ます)
充電式カイロ
続いて、充電式カイロです。
特徴は以下の通りです。
【入手方法】
家電量販店、ホームセンター等で入手可能。
【長所】
- 即効性がある・・・数秒で最大の温かさとなります。
- 熱い・・・今回紹介する中ではトップクラス。使い捨てカイロよりも熱くなります。
- 経済的・・・充電して繰り返し使用可能です。
- バッテリーとして使用出来る・・・カイロとして使わない時は、モバイルバッテリーとして使えます。
- 中断出来る・・・スイッチで簡単に、中断・再開出来ます。
- 安い・・・1回の充電当たり約0.75円です。※1
※1・・・定格3.7V、7800mAh、電気代26円/kWhの場合。
【短所】
- 保温時間が短い・・・最大出力で6時間程度。最低出力で10時間ぐらいです。
- 充電時間が長い・・・容量7800mAhだと4~5時間掛かります。
- 重い・・・約240g。カイロとして持ち歩くには重い。
- 分厚い・・・他のカイロと比べて、厚みがある。
繰り返し使用カイロ
最後は、繰り返し使用カイロです。
写真の物は「ハクキンカイロ」です。
ハクキンカイロについては、こちらの記事に書いてあります。
【入手方法】
- ホームセンター、ドラッグストア等
- 通信販売(ハクキンカイロ公式サイト)
【長所】
- 即効性がある・・・発熱が始まると1分程度で温かくなります。
- 熱い・・・今回紹介する中ではトップクラス。使い捨てカイロよりも熱くなります。
- 軽い・・・約110gと軽量で、持ち歩きやすいです。
- 保温時間が長い・・・最大24時間保温出来ます。
- 経済的・・・燃料を注油することで繰り返し使用可能です。
- 環境に優しい・・・生成物は、炭酸ガスと水なので、環境にも優しいです。
- 中断出来る・・・反応部分の火口を取り外すか、空気を遮断することで発熱を中断出来ます。
- 安い・・・24時間当たりの燃料代は50円。12時間当たりなら25円です。※2
※2・・・24時間発熱を維持させるために必要な燃料(ベンジン)が25ml。ベンジンは500mlで約1,000円(公式サイトから送料込)とした場合。
【短所】
- 臭う・・・使用中ベンジン特有の臭いがあります。この臭いは、平気な人とそうではない人にハッキリ分かれると思います。
- 維持費が掛かる・・・約発熱部分の火口、本体内の綿、燃料は消耗品です。
- 使用に手間が掛かる・・・発熱反応を開始させるのに、マッチ・ライター等で火口を加熱する必要があります。また、燃料を注油する作業も手間になります。
- 入手しづらい・・・私の住んでいる地域では、ホームセンターやドラッグストアには置いてありませんでした。
まとめ
よく見かけるカイロの種類と特徴を紹介してきました。
この記事で紹介したのは以下の種類です。
- 使い捨てカイロ
- 充電式カイロ
- 繰り返し使用カイロ
それぞれの特徴を比較した表がこちらです。
使い捨てカイロ | 充電式カイロ | 繰り返し使用カイロ | |
主な入手方法 | 様々な場所で入手可能 ・スーパー ・コンビニ ・ドラッグストア ・ホームセンター等 | ・家電量販店 ・ホームセンター等 | ・ドラッグストア ・ホームセンター等 ・通信販売 |
入手しやすさ | 入手しやすい | 入手しやすい | 入手しにくい |
即効性 | 無し | 有り | 有り |
温度 | 低い | 高い | 高い |
保温時間 | 長い(12時間) | 短い(6時間) | 長い(24時間) |
重さ | 軽い(約70g) | 重い(240g) | 軽い(110g) |
厚さ | 薄い (10mm未満) | 厚い (約25mm) | 薄い (約10mm) |
価格 | 約400~500円 | 約3,000円 | 約3,500円 |
使用に必要な道具 | 無し | 有り ・充電用ケーブル | 有り ・マッチ・ライター ・燃料 |
臭い | 無し | 無し | 有り |
中断 | 基本不可 ※空気遮断で可 | 可 | 可 |
再使用 | 不可 | 可 (充電に4~5時間掛かる) | 可 |
12時間当たり費用 | 40~50円/個 | 約1.5円(充電2回) ※1回の充電で約0.75円 (定格3.7V×、 容量7800mAh、 電気代26円/kWhの場合) | 25円 (12時間当たり必要な 燃料を12.5ml、燃料は500mlを 1,000円とした場合) |
環境への配慮 | ゴミが出る。 (除湿剤や消臭剤として 再利用は可能) | 正しく廃棄すれば 再資源化される。 | 生成物は炭酸ガスと水 |
いずれも一長一短ありますが、個人的に使用した感想だと
- 使い捨てカイロ・・・全場面でOK!!寒すぎると力不足かも。
- 充電式カイロ・・・短時間集中使用なら最強(通勤や通学時のみ等)
- 繰り返し使用カイロ・・・アウトドア使用(マッチ、ライター、燃料を持参)
というような印象です。
今回紹介した3種類のカイロは、いずれも標準の大きさです。
より大きいものであれば、より高温で長時間使用出来ると思います。
皆さんそれぞれの生活スタイルに合った「最適なカイロ」を選んでみてはいかがでしょうか。
温かいカイロを有効活用して、快適な冬を過ごしましょう!!
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