レンタカーは便利!!でも準備は忘れずに。
皆さんはレンタカーを利用されたことはあるでしょうか?
旅行先で観光地を巡ったり、仕事で荷物を運んだり、用途に応じて様々な車種の中から選んで利用出来るのがレンタカーの魅力でもあります。
通常、レンタカーを借りる時の手続きは、有効な運転免許証と支払い用のクレジットカードがあれば、それほど時間も掛からずスムーズに終わります。
しかし、場合によっては手続きが滞ってしまったり、最悪借りられないケースも発生します。私自身もレンタカー会社で貸出手続を行ったことがあるのですが、何度か手続きが滞ってしまったケースがありました。今回は、私自身の実体験を踏まえて、多く見られるケースをご紹介します。
レンタカーをご利用になる際に役立てて頂ければ幸いです。
手続きが滞るケース
レンタカー貸出の際、手続きが滞るのは以下のようなケースです。
- 有効な運転免許証を提示しない
- クレジットカードが使用不可
- ペットを連れている
- 予約した利用日が違っていた
それぞれ解説していきます。
1.有効な運転免許証を提示しない
日本で運転可能な免許証を提示しないケースです。免許証以外に必要な書類を提示出来ない場合も同様です。
日本で自動車の運転をする際は可能な免許証は
- 日本の免許証
- 自動車等の運転に関する外国の免許証(2国間取り決めにより有効な国)+翻訳文+パスポート
- 道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に基づく国際運転免許証+パスポート
があります。それぞれについての詳細は警視庁のWebサイトにも詳しく書かれていますので、ここでは省略します。
上記の免許証いずれかを提示出来なければ、貸出不可の為手続きが出来ません。また、2と3の場合は日本語の翻訳文やパスポートも必要となります。
実際に多いのが、免許証の有効期限が切れている、またはいずれかを家やホテルに置いてきてしまったというパターンです。
有効期限切れの場合は、当然のことながら運転が認められないので、レンタカー貸出も出来ません。家やホテルに置いてきてしまった場合は、面倒ですが取りに戻れば問題ありません。もちろん、有効期限切れでない事が前提です。
稀に「免許証取りに行くのに、車貸してくれない?」と言う方もいます。貸せません。ダメです。
あと、特にトラックを借りる時ですが運転免許区分にも気を付けましょう。2017年の免許制度改正により、運転可能な車種が細分化されていますので、自分の免許証で運転可能な車種なのか、事前に確認しておくのが無難です。
ちなみに、国際免許証の場合は「ジュネーブ条約加盟国が発行した国際免許証」が必要となるわけですが、稀に「それっぽい国際免許証(ジュネーブ条約加盟国以外の国、または機関が発行したもの)」を持ってくる方がいます。確認に非常に時間が掛かる為、自身でも事前によく調べておいて欲しいところです。私も「それっぽい国際免許証」に何回か遭遇しましたが、最終的にはすべて貸出不可となりました。
2.クレジットカードが使用不可
レンタカー代の支払いは、クレジットカード払いとしている会社がほとんどかと思います。私の場合も原則はクレジットカードで、一部車種は現金も可といったものでした。
よくあるのが「クレジットカード限度額に達していて、使用不可になっている」というパターンです。
支払いされなければ、貸出手続きも完了出来ませんので、クレジットカードの利用状況はよく確認しておきたいものです。
ちなみに現金払いが可能な場合は、運転免許証以外に身分証明書類を提示する必要があります。何が身分証明書類に該当するのかは各社の規約によりますが、以下のようなものが多いと思います。
- 健康保険証
- パスポート
- 社員証(顔写真入り)
- 各種公共料金領収書(3ヶ月以内)
- etc…
レンタカー会社によっては、コピーを取る場合もあります。
3.ペットを連れている
これもよくあるケースですが、ペットと一緒に旅行にきて、レンタカーを借りる場合です。
ペットについても各社の規約に明記されていますが、ペット同乗は不可のところがほとんどかと思います。同乗可能の場合でも、ケージに入れたり、車種が限られていたり、かなり制限があります。
その為、出発直前で車種変更の為に待たされたり、ケージを買いに行ったり、ペット同乗の追加料金を支払う事になったり、様々な手間や負担を強いられることになります。
「なんでペット同乗はダメなんだ!?」と怒鳴られたこともありましたが、レンタカーは多くの方が同じ車を利用します。臭いに敏感な人もいれば、動物アレルギーの方もいます。
確かにペットは家族で、かけがえのない大切な存在なのかもしれません。旅行先でも一緒にいたい気持ちが分からなくもありません。
ペット同乗可能かは是非旅行前に確認して、不明な点はお店の方に確認してみましょう。そうすることで、現地で不愉快な思いをすることも防げると思います。
ちなみに、ペットによる車内の汚損(放尿等)は、NOC(休業補償)が発生します。NOCを免除にするNOCサポートプランも適用外となりますので、注意してください。
4.予約した利用日が違っていた
予約した時に慌てていたのか分かりませんが、1週間間違っていたり、1ヶ月間違っていたりするケースがあります。
予約時のメール等があればすぐに確認出来ますが、何も持ち合わせていないと店舗でも調べるのに時間が掛かります。予約時のメール等は、いつでも確認出来るようにしておきましょう。印刷しておくのも良いと思います。
ちなみに予約と異なる日時で利用する場合は、予約時のキャンペーンや割引が適用されないことが多いですが、場合によっては適用出来ることもありますので、利用する店舗に相談してみましょう。
まとめ:事前準備はしっかりと。
レンタカー貸出の際、手続きが滞るケースについて書いてきました。
- 有効な運転免許証を提示しない ⇒ 有効な運転免許証を忘れずに用意する(期限切れに注意)
- クレジットカードが使用不可 ⇒ 使用するクレジットカードの利用状況を確認しておく。
- ペットを連れている ⇒ 必ず事前に店舗へ確認・相談をする。
- 予約した利用日が違っていた ⇒ 利用日をよく確認して予約する。当日までに予約内容も確認。
いずれの場合も、事前にしっかり確認と準備をしておくことが大切です。もし不幸にも当日「しまった」となってしまった場合は、とりあえず利用店舗に相談してみましょう。また、利用規約はしっかりと目を通しておきましょう。その上で疑問があれば確認してみましょう。
以上、参考にして頂ければ幸いです。
コメント